ストップウォッチは星空を撮るのにも使うけど、今使用しているのは音楽のためで、音と映像の尺やタイミングを書き記すのに使っている。安物だけど30ラップも記録できるので重宝している。
以前書いた『広島・長崎平和交流コンサート 愛と平和のメロディ』が25日に開催されるが、その裏方として映像の制作をしている。
いろんなことを考えながら画を決め、切り替える箇所を決めて行くのだが、その演出に本番ぎりぎりまで神経を使う。
生演奏は毎回尺が変わるものだから、映像と言っても動画を作って流せば良いというものではなくて、演奏を耳と目で確認しながら自分の手で切り替える必要がある。これで良いと思っても、前日の音出しを聴くと変えたほうが良いこともあるし、当日のゲネで変えるかもしれない。
いや、ぜったいに変わる。
生演奏は生だから、1回1回違うから、そこにあるいろんなものを観ながら聴きながら感じながら映像表現も模索し変えていく。
一つのホールで何百人もの人たちが体験するこの時間は一度きり。
一発勝負だ。